誰でも情報の「質」を求めて、Webを徘徊するのでしょう。
ところで私は、もう20年以上も前から、情報の「質」には大きく分けて4種類あると思っています。
これを現在のインターネット情報の「質」に置き換えてみましょう。
★レベルD(例:企業のHPのほとんど)
紙文書をデジタル化しただけのサイト
★レベルC(例:宅建の迷物図書館)
一般に有料で入手すべき情報を無料で提供しているサイト
★レベルB
本屋さんやメディアでは入手困難な情報を提供しているサイト
★レベルA
表面化すると世間が大騒ぎになる情報を掲載しているサイト
私は以前、別の記事で「お金を出しても手に入らない情報をタダでゲットしよう」と書いたことがありますが、迷物図書館の情報なんか、たかだかレベルCですよ。
宅建試験合格にとっての魔法の情報など、この世には存在しません。
だから、あまりお金を掛けたくないなら、せいぜいレベルCから御自分で取捨選択して、栄冠を勝ち取るのがベストです。
大学・研究機関等の「非商用」サイトとして利用されていたインターネットが、Webの世界として誕生してから半世紀が経過したでしょうか。
始まりが「非商用」ですから、Webで入手する情報は「無料」が原則、というのが私の考えです。
もっとも、資本主義社会では企業の利益を無視できないので、絶対にお金を取ってはダメ、なんて言うつもりはないです。
ネットバブルがはじけて以来、コンテンツ有料化の動きが加速している現状も承知してます。
しかし有料化するなら、どうしても譲れない条件があります。
それは、「どこか別の場所」で無料入手できるようなコンテンツには金を取るな!ということです。
「宅建の迷物図書館」や「宅建倶楽部」のサイトは、宅建試験に関する「どこか別の場所」になることを、いつも目指してます。
同業他社から相当の反発がありますが、仕方ないでしょう。
私が本などで知っている、全てのアナリストもこう言ってます。
「『どこか別の場所』で入手できる情報にお金を出す消費者はいない」。