番号の秘密
 
私の運転免許証の番号は, 6067*******1 です。
わが国の免許証番号は現在すべて12ケタで構成され,番号にはイロイロと隠された意味が有ります。
 
最初の2けた(私の場合は60)は,運転免許証がコンピュータ化された1965年(昭和40年)以降に,免許を取得した都道府県公安委員会のコード番号です。
次の2ケタ(私の場合は67)は,1965年以降になって,最初に免許を取得した年(西暦)の下2ケタです。
 
60は,滋賀県公安委員会をあらわしてます。
67は,1967年という意味です。
私は大学浪人だった1967年に,滋賀県で大型免許を取りました。
昔はいきなり大型免許を取れたんですね。
 
この番号は引っ越しても変わらないので恐いです。
免許が取り消されない限り一生続きます。
 
皆さんも御自分の免許証番号を調べてみると面白いですよ!
 
最初に免許を取得した所が東京都の人は,番号が必ず30で始まっているはずです。
大阪の人は62,愛知の人は54,福岡の人は90で始まります。
北海道は特別扱いで,札幌方面は10,函館方面が11,旭川12,釧路13,北見14と5種類もあります。
 
私の場合,12桁の最後の番号が1になってますが,これは免許証をなくして有効期間中に再交付を1回受けたという意味です。再交付を受けたことがない人は末尾が必ず0になってます。
 
なお*******の7つの数字は国家機密でして,私も良く知らないということにしてください。
 
お前は何屋だ?
はいスイマセン宅建講師でした!
 
じゃ宅建試験に関係する番号の話をしましょう。
宅建業者は,従業者(従業員)に,従業者証明書を携帯させなければ業務に従事させることができず,従業者はお客さんから請求されたら,その証明書を見せなければなりません(宅建業法48条
 
この従業者証明書にも番号が付けられますが,番号の付け方が厳格に決められているんです(宅建業法施行規則17条,別記様式第8号)。
 
いかにも社歴が長そうな営業マンがいたので,お客さんが従業者証明書を見せてもらいました。
 
0309234 という番号だったとします。
 
この場合,最初の2けた(03)は,その従業者が雇用された年(西暦)の下2ケタです。
次の2ケタ(09)は,雇用された月です。
2003年09月に雇用されたばかりの新米,ということがバレル仕掛けになってるので注意が必要です。
 
いま財布の中に入っている1万円札の番号を見てみたら,JK042305Tとなってました。
昔父親から番号の意味をチラッと聞いたことがありますが,当然ここでは開示できない国家機密です。
 
チャンスがあったらクレジットカード番号の秘密でも書こうとは思ってますが…。

平成16年1月21日(水)記



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