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ガンバレ菅(かん)首相!


『自分の私生活は公開しないくせに、受講者の私生活を知りたがる講師ばかり…怒…、そこで迷物講師は不平等な関係を改める為に、自分の私生活を積極的に公開しま~す…ハイ!…』



2011年(平成23年)に書いたメッセージです。

(1)

最近の「菅おろし」の報道に触れるにつけ、「菅さんガンバッテ!」と叫ばざるを得ません。

(2)

菅さんは、私が記事にしたこともある市川房枝さんの弟子です。
昭和49年の参議院選挙では市川さんの選挙事務所の事務長を務めるなどしました。

(3)

菅さんは、当時の大学紛争のあおりを受け、東工大を5年かけて卒業しました。

東工大の卒業生は、トヨタ・日立・東電など大企業の技術屋さんになる人が多かったですが、菅さんはそういう道に進まず、弁理士になりました。

弁理士試験には3回落ち、4回目でやっと合格しました。
宅建受験者の皆さんにも「2回や3回落ちてもヘコタレルな!」という見本になるのでは?

(4)

市川房枝さんの弟子になる前、菅さんは「市街化区域内農地の宅地並み課税を推進する」市民運動を、ほんの少人数でやっていました。

つまり、菅さんの政治家としての原点は、土地問題や住宅問題であり、その意味では宅建受験者の皆さんにも共通する部分があると思います。

(5)

市民運動家と言うと、左翼・社会主義者を連想するかも知れませんが、菅さんの場合は当時から社会党や民社党とは一線を画していました。

例えば、当時の社会党や民社党は労働組合が支持母体だったので、土地問題や住宅問題をやらせると、「社宅を充実させろ!」で終わりになっちゃったんですね。

社会党や民社党が当時頼っていた労働組合は、会社側と一体の御用組合でしたから、都市問題・公害問題などには構造的に対応不可能なんです。

(6)

今でも民主党には、会社側と一体の御用組合に頼らざるを得ない国会議員が結構いるので、今回の大震災を契機とした原発廃止・風力発電推進・太陽光発電推進には、党内の抵抗勢力も半端じゃないことでしょう。

加えて、良家出身の匂いがプンプンする七光り議員も多い中、菅総理のストレスも限界に達しているように思え、私はとても心配しています。

もっとも、草の根の市民運動出身の菅さんのことなので、昔の吉田茂首相みたいに、これ以上いじめたらバカヤロー解散しちゃうぞ、くらいの腹案は今でも持っているかも知れませんが…。

※関連サイト
菅おろしの主犯が電気事業者であることを匂わせる菅首相直筆のブログ


2023年06月09日(木)記
2021年09月10日(土)追記
2023年12月04日(月)追記



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