迷物ブランド講座

宅建倶楽部 >> ブログによらない宅建講師のメッセージ >> 講座・教材の話

更新:平成24年1月20日(金)

カモにされないための会計学

(1)イントロ

司法試験の勉強をしていた時,選択科目に会計学があったので,私はそれを選びました。
会計学に限っては,論文試験で合格点を取ったことが二度もあるんですよ!(笑)

いまだに簿記3級も取得してませんが,「やさしく教える」ということでは都市計画法と同じくらい自信があるので,まあ読んでやって下さい。

(2)会計学なんて超簡単!

最初に申し上げます。
私でさえ合格点をとれた会計学なんて,超簡単です!

企業が潰れるかどうかを判断する法則,それが会計学です。ただそれだけ。

話が抽象的ですかね? じゃ,もう少し具体的にしましょう。

(3)会計学の基本

利益が出なければ企業は潰れるので,利益が出ているかを監視するのが会計学です。

小学生でもわかることですが,利益は次の式で計算します。
  売上 - 費用 = 利益

子供の「こづかい」,家庭の「家計簿」でも,言葉を変えれば同じです。
  収入 - 支出 = 残金

この利益や残金が多ければ多いほどヨロシイ! 企業は潰れないし家計も健全です。

この式からは,次の二つが導き出されます。
イ 利益を増やすには,売上を増やす。
ロ 利益を増やすには,費用を抑える。
この二つ以外に,利益を増やす方法は絶対に無いです。

(4)宅建の学校の会計学

宅建の学校も,
・ どうしたら売上を増やせるか
・ どうしたら費用を抑えられるか
を,常に念頭において経営されてます。

「売上を増やす」ことと「費用を抑える」こととを比べた場合,会計学的に見て簡単なのはどっちだと思いますか?
費用を抑えることですね。不況が押し寄せている現在では,なおさらです。

ところで,宅建の学校が費用を抑える手段として使っているのは,「人件費の抑制」と「品質の低下」です(他の業界でも,人件費の抑制と品質の低下は,費用抑制の常套手段なんですが…)。

(イ)人件費の抑制

意外に思われるかも知れませんが,宅建の学校には,正社員講師がほとんどいません。全国で10パーセントもいません。90パーセント以上は非正社員です。これは,私が某大手予備校の非常勤講師をしていた頃(昭和60年代)から,全然変わってません。
だから,宅建の学校では正社員をリストラすることによる人件費の抑制は,ほとんどなされていません。

その代わりに,非正社員講師の給料を時給扱いにし,しかも,非常に安い時給に抑えています。男性講師も女性講師も,その給料だけでは結婚もできず,家庭をもったとしても,その給料だけでは家族を養っていけない額です。ちなみに,私が昭和60年代に非常勤講師をしていた時でさえ,時給5千円は平気でもらってました。

そんな非正社員講師でも,専任講師の看板を背負わされるため,その苦労も並大抵じゃないです。そのためか,生き残れるのは,別な仕事を掛け持ちしている人か,御曹司系・令嬢系が多いです。

(ロ)品質の低下

この記事を最初に書いたのは平成17年5月ですが,その時は,下のように書きました。


宅建試験の受験業界では大手じゃない所も相当頑張ってるので,品質の低下という手段で「費用を抑える」ことは,監視の目がきびしく難しくなっている,というのが私の感想です。 平成17年5月14日(土)記


でも今は,残念ながら事情が変わっちゃいました。

かつて経験したことのないようなデフレの進行によって,物の値段が下がり続けてます。これは,宅建受験者の可処分所得(使えるお金)の低下を意味し,一般の学校は売上が激減してます。

そこで今では,受験者にバレないような品質の低下が,あちこちでなされてます。学校の規模を問いません。

(5)カモにされないために

受験者の皆さんは素人なわけですから(失礼),品質の悪い講座・教材をつかまされないようにするのは結構難しいです。さあ,どうしましょう?
私のアドバイスは,次の通りです。

(結論)

この学校は「他校より費用を抑えてるな!」と感じる所には手を出さない事
費用を抑えているかどうかは,非正社員講師の人件費も含まれます。

(理由)

上の方で書いたように,費用を抑える経営は簡単です。簡単な経営を行なう経営者は,誘惑にも負け易いです。その誘惑が受験者にバレないような品質の低下なのです。

(6)経営者のオリジナリティー

最後に会計学の基本をもう一度。

利益が出なければ企業は潰れるので,利益が出ているかを監視するのが会計学です。
そして利益は,
  売上 - 費用 = 利益
という式で計算します。

すべての経営者は,この簡単な式を「いかに具体化してオリジナリティーを持たせるか」で苦労しているのです。 私でさえ…。

※関連記事
予備校関係者の叫び

平成17年5月14日(土)記
平成24年1月20日(金)追記




宅建倶楽部 >> ブログによらない宅建講師のメッセージ >> 講座・教材の話