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基本書

宅建でメシを食っている私は、常に「大多数」を意識しています。
大多数とは、法律に詳しくないであろう庶民のことです。

そういう人達を相手に、宅建試験の参考書・テキストを「基本書」と表現するのは、どうも感心できません。
このブログは同業者も読んでくれているので、書くんですけど…。

もともと基本書という言葉は
戦前の高等文官試験司法科を受験していたヤツ今の司法試験受験者が使い出したんですよ
当時のエリート言葉です

しかも「基本書」という言葉は、普通の国語辞典には載っていませんよ。
私がもっている広辞苑にもないです。

そういう言葉を平気で使っていながら、庶民を相手に「分かりやすい講義をします」って言っても、なんか変でしょ?
同業者諸氏は法律の専門用語以外にも敏感にならないとね


2006年04月06日(木)記
2023年11月06日(月)追記



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