(1)
その昔、貴族は「働かない」で生活を楽しめました。
(2)
今でも、「働かない」で生活を楽しめる人はいます。
典型は、親の財産で食える人。
親が残してくれた不動産を貸して、その賃料を主な収入源にしている人、中年になっても親に食べさせてもらえるような人が、そうです。
親の財産で食える人が宅建受験者になる例は、私の実感では1割近くいます。
きょうは、こういう人を「宅建貴族」と呼ばせて頂きます。
(3)
宅建貴族の合格率は高いです。
基本的に、時間が自由になるのが理由です。
一部の例外を除き、宅建貴族はマジメです。
「マジメ」で「時間が自由になる」のなら、勉強が習慣化している可能性が高いです。
勉強が習慣化しているなら、宅建にも合格しやすいです。
(4)
ところで宅建は、朝から晩まで「働かなければ食えない」一般人の試験です。
だから、宅建貴族の合格率が高ければ高いほど、一般人はその分アオリを食うことになります。
不動産屋さんの従業員を対象にした5問免除制度があるのは、このへんにも理由があるのです。
5問免除制度は、うまく機能しているかは別にして、実質的な平等を目指すものと言えます。
(5)
このように書いている私自身、
合格した時は、まさに宅建貴族でした。
私は、10日間だけ勉強して、自己採点48点で合格しました。
当時は、奥さんに食べさせてもらっている司法試験受験生でした。
「時間が自由になる」のは当然です。
根も「マジメ」だと思うでしょ?(笑)
だから、勉強が極めて習慣化していた当時の私は、1日12時間以上やっても平気でした。
(6)
宅建貴族は、合格後も「働かない」で生活を楽しめます。
そして生活を楽しむために、宅建サイトを運営する人が増えてきたように感じます。
講師よろしく、いろいろアドバイスしてくれます。
運営者は、さぞ楽しいことでしょう。
宅建貴族のサイトに書いてあるプロフィールは、当てになりません。
でも、宅建貴族サイトは「匂い」で分かります。
これは冗談ですが、生活を楽しむために運営しているかは、二三比較してみれば、この記事を読んで下さっている皆さんなら分かるでしょう。
一般の受験者が宅建貴族のサイトを利用する場合は、宅建貴族を楽しませるだけで終わらないようにするのが、やっぱり注意点でしょう。
宅建貴族と、朝から晩まで「働かなければ食えない」一般人とは、勉強が習慣化しているかどうかの点で根本的に違うことを、どうかお忘れなく。
(7)
ところで、一般人の皆さんは、ぜひ、宅建貴族をマネしてほしいです。
つまり、勉強を習慣づけてほしいのです。
もともと時間が「自由にならない」一般人に、勉強の習慣化をお願いするのは矛盾しているようですが、やり方はあります。
それが、私がよく言う「時間を有効に活用する」勉強です。
時間が「自由にならない」以上、「空き時間の利用」や「ながら勉強」で乗り切るしかないのです。
人間、その気になれば1ヶ月で変われます。
一般受験者の皆さん、宅建貴族に負けるな!
※ 参考
忘却に打ち勝つ宅建試験の勉強法
2008年07月31日(木)記
2021年10月21日(木)追記
2023年10月31日(火)追記
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