迷物ブランド講座

宅建倶楽部 >> ブログによらない宅建講師のメッセージ >> 講座・教材の話

トラさんがラーメン食べてアーチ

今,その他の分野の「建物の知識」を勉強しています。
この勉強の成果は,5月改定の有料教材に反映させますが,その前にサワリを少々…。

(1)

平成23年度【問50】に,こんな問題が出ました。

・ トラス式構造は,細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造である。(肢2)…答はマル

・ ラーメン構造は,柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組である。(肢1)…答はマル

・ アーチ式構造は,スポーツ施設のような大空間を構成するには適していない構造である。(肢3)…答はバツ

(2)

上の問題は,建築の専門用語である「トラス」「ラーメン」「アーチ」の意味が分からないと,歯が立ちません。

・ トラスは,骨組を「三角形」に組む形式(細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造)です。

・ ラーメンは,骨組を「四角形」(直方体)に組む形式(柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組)です。これはドイツ語であり,食べるラーメンじゃない!

・ アーチは,骨組を「アーチ」状(円弧状)に組む形式です。

(3)

平成23年度の本試験が終わった直後,多くの人は,上の【問50】を新作問題だと思い込みました。

それが原因で,「だから,最近の宅建は過去問だけやっていたんじゃ1~2点差で落ちるんだよ!」,というガセ情報を信じる受験者が増えました。

しかし,今でも宅建は過去問を理解していれば十分に合格できます。
しかも,上の【問50】,実は似たのが過去問にあるんですよ!

昭和51年度(1976年度)【問1】に,

「鉄骨造の骨組としては,おもにトラス,ラーメン,アーチの形式が用いられる。」

という問題が出題されています(この過去問,平成23年版の宅建ファンタジスタには載せてありました)。

「過去問は最近の10年分をやっておけば十分!」という予備校等は多いですが,そういう情報も眉唾(まゆつば)と思ったほうがいいようです。

(4)

ま,今日のところは,「トラス」「ラーメン」「アーチ」を御自分の頭に印象付けるために,トラ(寅)さんがラーメン食べてアーチ(熱ッチ),とでも語呂合わせしといて下さい。

今年の受験勉強,まだ先は長いです。

※ 関連記事
過去問題の利用法


平成24年4月19日(木)記


宅建倶楽部 >> ブログによらない宅建講師のメッセージ >> 講座・教材の話