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説得の心理学

以前、有料講座「宅建ファンタジスタ」の宣伝ページがダサイ! という意見があったので、スタッフに直させたことがありました。

出来上がったページは、より具体的で面白くなりました。
しかし、説得の心理学に反しているので、私がさらに修正しました。

説得の心理学によると、教育水準が高い人(つまり資格試験の受験者)を相手にする宣伝は、ポジティブな情報(長所)とネガティブな情報(短所)を両方表示したほうが、効果が高いです。

長所ばかりの宣伝だと、教育水準が高い人ほど「そんな調子がいい話があるもんか」と反発し、逆効果になるのです。

スタッフが直したページは、宅建ファンタジスタの短所も入れたので、この点は合格。
でも、先に長所を、最後に短所を」表示した点は不合格でした。

最後に短所を表示すると終末効果という心理によってお客さんには短所だけが印象に残ってしまいます
そんなワケで、私が、先に短所を最後に長所を表示するように修正したのでした。

営業に携わっている人は、ぜひ参考にして欲しいです。
不動産を売るにしても、お客さんの教育水準が高いと思ったら、その物件の長所と短所を両方表示しましょう。そして、先に短所を最後に長所を表示しましょう!



宅建の教材を売る塾・予備校等が、どんどん増えて来る時期です。
その人たちは、資格試験の受験者なんか教育水準が高くない、と上から目線で見ているようですね。
だって、売る塾・予備校等は長所だけしか宣伝してないから…。


2006年06月10日(土)記
2020年02月18日(火)追記
2023年11月15日(水)追記



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